sacha lab サチャの文化研究室

日常の当たり前について考察しているブログです。Let's review our standards of daily life with this blog!

Pencils for tests テストは鉛筆で

Did you know that students in Japan mainly use pencils or mechanical pencils to take notes and tests?

In most japanese primary schools, students are not allowed to use anything other than pencils to take notes and tests. After elementary school, this restriction is relaxed somewhat, and the use of mechanical pencils is allowed when sitting tests, but not a ballpoint pen. Even in universities, pencils are most often used for exams, although sometimes it is necessary to write the student’s name and number with a ballpoint pen. Most Japanese people think it is reasonable to use pencils for tests, because it makes it easy to erase and rewrite answers just in case a mistake is made.

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Taking note with a pencil.

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(英文日本語訳)

日本の生徒は、主に鉛筆やシャーペンを使ってノートを取ったり、テストを受けているって知っていましたか?

 

通常、日本の小学校では、ノートを取ったり、テストを受けるのには鉛筆以外の使用は禁止されています。中学校に入れば、ルールは緩和され、シャーペンの使用が認めらます。でも、テストでボールペンを使うことはありません。それは、大学に入っても同じで、基本的に試験は鉛筆で受けます。ただ、名前と学籍番号だけボールペンで書くように指示されることがあります。そして、多くの日本人は、それが合理的だと思っています。というのも、間違えたときに消しゴムで簡単に消せるからです。

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深掘りレクチャー

ヨーロッパでは、学校で鉛筆を使用する期間は結構短いです。小学校低学年までは、メインで鉛筆を使いますが、それ以降は、徐々にボールペンなどに移行していきます。なぜでしょう?多分、『鉛筆はすぐに書き間違えるチビッ子が使うもの』と思われているようです!

そうはいっても小学校中学年ではまだ、普通のペンだと、誤字脱字でぐちゃぐちゃになるので、フリクションペン(消せるボールペン)を推奨するところもあります。ドイツにいたっては、3年生ぐらいから子供用万年筆(!)に移行します。そんな文化圏の人にしてみたら、日本人が簡単に消しゴムで消せるからと言って、いつまでも鉛筆でノートをとっていたり、テストを受けていたりするというのは、驚きの事実です。「え?それって大丈夫?消せるじゃん!?誰かに自分の答案用紙を改悪されたらどうするの?」と思ったりします。

日本の外にでないと気が付かないことですが、日本は鉛筆で学習するための環境を整えてきたようで、日本製のノートは鉛筆で書きやすい材質になっています。ボールペンが主流の文化圏ではボールペンに合う紙質のノートなんですよ。ちょっと紙が薄いので鉛筆では書きにくい気がします。日本の小学校では必需品だった、『下敷き』も、ヨーロッパの文房具屋さんで見たことないです。ヨーロッパの人は、下敷きを見ただけでは、「それ、何に使うの???」って感じでしょうね。夏はうちわにもなり、それなりに便利アイテムですが。笑

Wow、びっくり!?